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キッチンから発想する”イノベーション創造の場”に必要な7つの要素


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早速、キッチンから発想して”イノベーション創造の場”に必要な要素をイメージしてみましょう!

キッチンの要素①:「材料」、「ネタ」
イノベーションにおいての「ネタ」は、技術、アイデア、特異性・・・
言わば、他社に負けない固有の競争力といったところでしょうか。
さて、その「ネタ」はどこにあるんでしょうか。
お料理の食材なら、冷蔵庫の余り物、市場、契約農家、ご近所さんからおすそわけ、など色々なチャネルがありますね。コストなど制約のある中で、魅力的なネタを発掘し手に入れる目利き力が必要です。

キッチンの要素②:「レシピ」
イノベーションにおいての「レシピ」は、「フレームワーク」や「プロセス」などの、形式知化されたナレッジ
「レシピ」があれば、初めての料理にもチャレンジしやすいように、ノベーションにも形式知化されたナレッジがあれば、最初の一歩が踏み出せそうです。何度も試すうちに、手順や味付けに工夫が加わり、その組織特有のオリジナルのナレッジにしていければ良さそうです。

キッチンの要素③:「調理機器や調理器具」
イノベーションにおいての「調理機器や調理器具」は、ワークの実行を助けるシステムやツールの類。魅力的な道具たちは、作業を効率的に、効果的にしてくれます。
また、素敵なツールは、利用者のモチベーションの向上にも一役買ってくれそうです。

キッチンの要素④:「料理の腕」
材料を混ぜただけでは、おいしい料理が出来上がらないように、イノベーションにも、各プロセスを実行する技能(スキル)が必要です。しかもこれは知識ではなく技能。実体験に基づいた経験を積まないとなかなか上達しません。
熟達者を真似ることと同じように大事なのは、自分の実践を振り返ること。反省して次はこうしようかと考えて、また次の実践です。くよくよしてる暇はないわ。

キッチンの要素⑤:「調味料やスパイス」
イノベーションにおける「調味料やスパイス」とは、商品サービスとしての詳細仕様(味付け)の決定、つまりは商品サービスとしての仕立て上げの塩梅でしょうか。
食べる状況やご家庭によって味の好みが分かれるように、利用者の状況や好みの把握が大切。微妙な塩梅の見極めには、なんといってもこまめな味見が不可欠です。

キッチンの要素⑥:「盛り付けや食卓の演出」
イノベーションにおける「盛り付けや食卓の演出」は、いわばプロモーションでしょうか。料理そのものの「味覚」に、「視覚」や「聴覚」などの五感を加えることで満足度を高めることができるように、イノベーションも機能や効用の枠を超えて、人々に多面的な喜びや感動をもたらすことができたら幸せです。

キッチンの要素⑦:「料理人の思い」
そして最後に、忘れちゃいけない「料理人の思い」。誰の為に、何のために作っているのか。経営においては「ビジョン」「理念」。商品サービスだったら「コンセプト」でしょうか。
イノベーションの原動力となる、人と共有できる「ビジョン」をどう作り、その「ビジョン」を実現するために、活動の隅々まで共通の価値観をもって実行すること。そのためには、組織の意思疎通、場の空気感や文化も、とても重要そうです。

と、書き出してみたら、7つの要素になりました。
「 イノベーション・セブン」ということで、これから一つ一つ紐解いて皆さんと一緒に考えていければと思います。末永くどうぞよろしくお願いします。


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