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オフィス用複合機のGUIデザインにおける
継続的なユーザビリティ評価支援

毎日使う「あたりまえ」を、より使いやすく。
複合機の操作性を磨き続けるための、UI評価を継続的に行う開発プロセスの有効性

概要

オフィス用複合機

弊社では、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社様(以下、富士フイルムBI)に向けて、長年に渡りオフィス用複合機を操作するGUIデザインのユーザビリティ評価業務の支援を行っています。

富士フイルムBIは、1962年の初の複写機の発売開始を皮切りに、日本の複写機・複合機の歴史を牽引し続けた企業であると共に、半世紀に渡り複写機・複合機のUIデザイン開発を継続し続けてきた歴史を持つ企業です。弊社では、2019年以来おおよそ1年~1年半に一度のペースで、UIデザインの操作性評価の支援を行っていますが、UIデザインの開発に際して、これだけ丁寧に評価が繰り返される事例は、長年に渡る弊社のUI評価の取り組みの中でも、あまり見受けられません。

ポイント

  • 業務用機器という特性や制約下でのUI開発
  • ユーザビリティ評価を繰り返す効果
  • オフィスから広がる複合機UIの評価範囲
  • 弊社が評価業務を請け負い続けるメリット

取り組みの効果

業務用機器という特性や制約下でのUI開発

オフィス用複合機は、いわゆる業務用機器であり、楽しみながら操作を行うものではありません。あくまでも業務効率を上げるためのUIデザイン設計が求められます。また業務用機器は、利用者としては「導入された機器を使うしかない」ものとなるため、公共端末などと同様に万人に対して一定以上の操作性を担保する必要があります。一方で、UIの改善には、毎日の利用によって使い慣れたUIが変更されてしまうという側面もあるため、UI変更に伴う利用ハードルを上げない設計や導入も、業務効率にシビアなオフィス機器として重要なポイントです。
このような商品特性の中で、オフィス用複合機のUIの使いやすさ向上は大変に大切な取り組みであり、利用者の世代交代や、世の中全体のUIトレンドなども鑑みたUI改善を続けていくためにも、細やかなUI評価が必要となっています。

ユーザビリティ評価を繰り返すポイントと効果

ユーザテスト風景

大きな機能開発などに伴う大掛かりなUIデザインのリニューアルの際に、合わせてユーザビリティ評価を行うという取り組みは、現在では一般的な取り組みかと思われます。しかし、一度の評価で全てのUIを網羅的に評価できるわけではないため、主要導線などにスコープを絞るか、広く浅く総花的な評価を行うということになりがちです。
富士フイルムBIでは、その時々の開発テーマに合わせた評価をタイムリーに行い、細かいブラッシュアップを繰り返していく地道な取り組みがなされています。具体的には、「基本UIの新旧世代比較」「タッチパネルのサイズ変更に伴う検証」「特定の機能に絞り込んだ検証」「同じ機能の改善版UIの評価」など、評価が必要となる対象や範囲を、その都度に絞り込んだ評価を行われてきました。その結果、スコープを絞り込むことで1回あたりの評価精度が高まり、また様々な観点での評価を繰り返すことで、経年での知見が広く蓄積することが出来ているものと思われます。
発見された課題が直接的な改修範囲外のものであっても、複数の評価の中で繰り返し確認されることで改修プライオリティの高い課題と認識され、徐々に操作効率を上げることに成功している事例もあります。

コンビニエンスストアに設置されているマルチコピー機

オフィスから広がる複合機UIの評価範囲

コンビニエンスストアに設置されているマルチコピー機には、近年はネットプリントや、その他さまざまなエンターテイメント的な利用が楽しめる機能などが追加されています。それに伴い、新しい顧客層が増えると共に、UIにもオフィス向け複合機以上に多様なユーザーや利用方法への対応が求められています。
弊社では、富士フイルムBIのコンビニエンスストア向け複合機のUI評価についても、開発のロードマップに沿って2023年から繰り返しの評価支援を行っております。

弊社が評価業務を請け負い続けるメリット

先述の通り、弊社では富士フイルムBIへの業務協力を、2019年から約7年間に渡って継続してきています。よって、現行モデルのUIや機能の仕様、設計背景、あるいは過去の仕様変更の経緯などを経年的に把握しているため、富士フイルムBIとしては、弊社に個々の業務に必要となる最低限の情報をインプットするだけで齟齬のない業務遂行が可能となり、継続発注が結果的に業務効率の向上やコスト削減にも寄与することとなっています。
弊社は、今後も富士フイルムBIの商品の価値向上のため、複合機の利用状況の確認や利用ニーズの探索など、UI評価にとどまらない様々なリサーチを通じた開発支援を続けていきたいと考えています。

クライアント名
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
メンバー
大坂 岳史、森山 夏樹、武曽 朋花、竹内 菜穂
タグ
プロジェクト

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